「忙しくて子供のサッカーの試合を見に行けない」
「寒いし暑いし、待ち時間が長いから退屈」
「子供の出番が少ないから、観ていてもつまらない」
子供がサッカーをしているけど、試合観戦に行ったことのない人は思いのほか多いように思います。
保護者の都合だけでなく、子供が見に来てほしくないというケースもあります。
ここでは、なかなか観に行けない人に向けて、サッカー観戦が楽しくなる方法を考えてみたいと思います。
1.会場には早めに到着する
初めて行く試合会場は慣れていないこともあり、試合開始に間に合わなかったという経験がある人もいると思います。
会場がいくつも分かれていたり、観戦場所を確保したり、トイレに行ったりと意外に時間がかかるという訳です。
複数のチームが集まる大会では、天候にあわせて開始時間を早くすることもよくあることです。
目安としては、試合開始30分前に到着するつもりで準備すると、ちょうどよいと思います。
余裕があれば、1時間前に到着するくらいでも問題ありません。
グラウンドに近い駐車場が空いていたり、良い観戦場所が取れたり、時間変更にも対応できたりといいこと尽くしです。
2.チームメイトを覚える
チームメイトのことを知ると、ジュニアサッカーの観戦が楽しくなります。
名前を覚えるには時間が必要ですが背番号だと覚えやすいです。
子供たちはそれぞれに個性があり、得意なプレーが異なります。
足が速い子、体が大きい子、キックが飛ぶ子、男の子のような女の子。
試合後の子供との会話も弾みます。
3.対戦相手(ライバルチーム)を知る
サッカーは対戦相手が必要なスポーツです。
心に残るライバルチームとの試合は、保護者の熱量を上げてくれます。
対戦相手の実力を知ることで、所属チームのポジションが分かるようになります。
特に10番をつけている選手は、中心メンバーである可能性が高いので要注意です。
相手チームのHPで、過去にどんなチームと対戦しているのかを調べてみるのも良いと思います。
4.コーチの指示を理解する
ジュニアサッカーの観戦中に、一番聞こえてくる声は指導者の声です。
常葉少なく試合を見守るコーチ、絶えず子供に声を掛けるコーチなど、チームの特徴が一番表れるところでもあります。
指示の内容を選手が理解できているかどうかは、勝敗を左右する分かれ目になります。
色々なチームを見ながら、指導方法とチームの実力の関係を探ってみるのも面白いかもしれません。
5.観戦アイテムにこだわる
お気に入りの鞄やウェアを身に付けると、気分がワクワクして楽しい気持ちになります。
朝から夕方まで長時間外にいることを考えると、自分の好みに合う観戦アイテムがお勧めです。
特にウェア類やイスは頻繁に使用するため、少々値が張るものでも結果的にコスパが良くなります。
6.食べ物を楽しむ
晴れた日にグラウンドのような広い場所に行くと、気持ちが良く食べ物もおいしく感じます。
子供のお弁当作りに合わせて、自分が好きなものも持って行くと楽しみが増えます。
おいしいお店やモーニングをしている店を探しておいて、一息ついてから会場へ向かうのも良いと思います。
7.待ち時間を楽しむ
待ち時間を楽しく過ごせるようになると、サッカー観戦は楽しくなります。
次の試合まで一時間以上ある場合は、施設周辺をぶらりと探索してみましょう。
近くのスーパーやコンビニまで買い出しに行くときは、車ではなく歩いていくのがお勧めです。
選手やコーチ、保護者の特徴は、チームがある地域環境にとても影響を受けています。
学校施設や街並み、近隣住人の様子を見ながら、将来住みたい街を想像してみるのも良いかもしれません。
普段読み損ねている本や雑誌を持って行くと、スマホのバッテリー節約にもなります。
観戦を楽しめる時間は、長いようで短い
ジュニアサッカーで、保護者が観戦を楽しめる時間は思ったより長くありません。
やっと試合らしくなる4年生になると、あっという間に公式戦が始まり、あれよあれよといううちに残りわずかとなります。
もちろん中学生になっても観戦することはできますが、小学校の時のような和気あいあいとした雰囲気とは少し異なります。
観戦に来る保護者の数も減りますし、思春期になった子供から「恥ずかしいから見に来ないで欲しい」と言われてしまうかもしれません。
保護者にとっては自分の子供の出番がなかったり、ボコボコに負けたりすると「つまらないな」と感じてしまうこともあります。
しかしその一方で、見たこともないようなスーパープレーや、チーム全員が一体となる試合に出会うこともあります。
選手とコーチ、観客が一丸となって相手チームとぶつかり合う瞬間は、私たちをとても興奮させてくれます。
今まで目立たなかった選手が、その日一日中すごいプレーが続くなんてことも良くある光景です。
ただし、こういった試合は数多く観戦に行かないとなかなか出会うことができません。
そして我が子の『日替わりヒーロー』の順番は、ある日突然にやってきます。
「今日、俺めっちゃ活躍したよ」
「ちゃんと見てたよ、すごかったね」
あなたの観戦に行く日が、あなたの子供の『日替わりヒーローの日』でありますように。