【子供には負けられない】新感覚のアクションボードゲーム! KLASK(クラスク)

家の中にいるとテレビゲームやスマホゲームをする時間が多くなってしまいますよね。

そんな時は家族や兄弟でできるボードゲームを楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

今回紹介するKLASK(クラスク)は、エアホッケーやサッカーのルールに似た新感覚のボードゲームです。

一見単純なゲームに見えますが、やってみるとその奥深さにのめり込んでしまいます。

遊び方やルールはHPやYouTubeにて紹介されていますので、今回はちょっと違った視点からその魅力を掘り下げてみたいと思います。

 

KLASK(クラスク)って、どんなゲーム?


KLASK(クラスク)は、北欧のデンマークで生まれた新感覚の対戦型アクションゲームです。

簡単に言うと、ゲームセンターにあるエアホッケーを小型にして、家庭でも手軽に遊べるようにしています。

KLASK(クラスク)特有のルールがあるので、大人から子供まで楽しく遊べるようになっています。

上級者向けの大会も開催されており、その様子は遊びの域を超えてスポーツに近い感覚です。

サッカーやフットサルのような戦術と、テニスや卓球のような個人競技ならではの駆け引きが混ざりあっています。

日本でもオフィシャルな大会が定期的に解されているようですね。

 

KLASK(クラスク)のいいところ


1.オフラインの対戦ゲームであるところ

将棋やチェス、オセロなど、一昔前までは対戦ゲームと言えば家の中の遊びの中心でした。

インターネットの普及によりこれらのゲームはオンライン化し、どこかの知らない人と対戦するというのが一般的になりました。

対戦相手を探したり同じ人と対戦するのに飽きてしまう煩わしさからは解放されたものの、周りの人と一緒に盛り上がるというライブ感がなくなってしまったのも事実です。

KLASK(クラスク)は、ある種そのライブ感をメインにしたボードゲームであるが故に、根強いファンがいるように思います。

球を弾く音や相手の息遣いなどが感じられ、オフラインで盛り上がる遊びの良さを兼ね備えています。

 

2.構造がシンプルなところ

KLASK(クラスク)のつくりはとてもシンプルで、おそらく10個くらいのパーツで構成されています。

遊びで使う道具はシンプルであるというのが重要であると考えています。

シンプルにすることで直感的に遊ぶことができ、また壊れても修理がしやすいからです。

 

 

3.個性的で洗練されたデザイン

KLASK(クラスク)の特徴はその個性的なデザインにあります。

国内メーカーが好むそれとは一線を画した「ゆるいデザイン」になっています。

線が細く頼りないロゴや数字、天板の落書きのような目印にそのゆるさが表れています。

私たちが良く見かける、楽しそうで子供が欲しくなりそうな目立つデザインとは異なるものです。

ただ、実際にプレーしてみると、その緩さが心地よさを引き出しているのがわかります。

北欧のプロダクト特有の過剰なデザインをそぎ落としていく一貫性のようなものは、見た目のデザインだけでなくルールやパーツの細部にまで宿っていて、

得点ボードのギミックやスティックとボールの重量比など、何回もの試作を重ねて一番バランスの良いものに仕上げているのが伝わってきます。

箱を開けた時の木の香りや天板に傷が付き味が出ていく様子は、遊ぶ人の脳裏に深く刻まれていくように思います。

 

4.負けた時に哀愁があるところ

KLASK(クラスク)には、得点パターンが4つあります。

  1. 相手のゴール(穴)にボールを入れたとき
  2. 相手のスティックに白マグネットが2つ付いたとき
  3. 相手のスティックが倒れて制御不能になったとき
  4. 相手のスティックがゴールに落ちたとき

その中でも、スティックに白マグネットが2つ付いたときと、スティックが自陣のゴールに落ちたときはとても残念な気持ちになります。

白いマグネットが2つ付いた様は、疫病神が肩に取りついたように見えますし、スティックがゴールに落ちた様は、落とし穴に落ちたように見えます。

ゴールにボールを決められないようにしようと思えば思うほど、マグネットが飛びかかってきて勢い余ったスティックは面白いように落とし穴に落ちます。

慣れない頃は、ゴールを決めれれる回数よりも、自滅して得点を与える回数が多いくらいです。

 

遊びのスイッチが、” バチン “と入るゲーム


スマートフォンの普及により、暇な時間やちょっとした空き時間の使い方は大きく変化しました。

特に一人でする遊びの主戦場は、オンラインへと確実に移行しています。

いつでもできる手軽さや遊びの種類の多さは、オンラインのほうが格段に優れているからです。

 

しかしながら、子供たちの行く学校では昔と同じように鬼ごっこをしたり縄跳びをして遊んでいます。

そこに共通するのは手軽でシンプルなルールであり、普遍的な面白さの塊のようなものが脈々と引き継がれています。

遊び相手を探す手間や面倒くささがなければ、オフラインでも楽しめるということです。

最近ではオンラインに飽きた人達によるリアルな遊びのコミュニティが、新たに広がっています。

そのコミュニティでは人狼や謎解きなど、以前は敬遠されがちだったリアルな面倒くささが遊びとして受け入れられています。

近くに対戦相手がいることや、無心で遊べるコミュニティに属していることのほうがより贅沢であると感じるようになっているからかもしれません。

 

KLASK(クラスク)の良さは、手軽さや単純さといった遊びで必要な要素がバランスよく存在しているところです。

シンプルな設計で攻守が目まぐるしく入れ替わり、偶然によりしばしばジャイアントキリングが起こります。

その熱気は周りの観客を熱狂させ、昔のゲームセンターのようなコミュニティが自然発生的に生み出します。

 

ただし、上手くなり強くなるためには、常に練習ができる対戦相手がいなければなりません。

相手の心理を読み、冷静にスティックを操作し、確実に球を跳ね返してくる相手がいて初めて自分が上達していきます。

一緒に遊んでくれる友人や兄弟や家族がいるというのは、とても幸せなことなのです。

子供たちに「遊んでー」とせがまれる時間は、そう長くないように思います。

 

ぷらっと入ったカフェに置いてあったら、思わず触ってみたくなる。

放課後の学童や塾の待合室にあったら、一番強い奴を決めたくなる。

お風呂上りに「勝負しようぜ」と、お父さんに挑戦したくなる。

音や歓声を聞いていると、周りにいる家族もやってみたくなる。

KLASK(クラスク)は、そんな遊びのスイッチをバチンと入れてくれるゲームであるように思います。

 

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