【保護者向け】穴があいたサッカーソックスをカーフソックスにして一軍復帰させる方法

「お気に入りのサッカーソックスをなるべく長く使いたい」

「試合用のソックスに穴が開いてしまった」

「サッカーソックスって、捨てるタイミングが分からない」

 

少年サッカーにおいて、大事な足を守ってくれるソックスは必需品です。

それほど高価なものではないものの、買い替える回数が多くなると費用がかさんでくるため、ソックスばっかり買っている気分になります。

特に、お気に入りのソックスや試合用のソックスの場合、値段が少し高かったり、すでに廃版で売っていなかったりすると困りものです。

今回は、穴が開いてしまったサッカーソックスを、カーフソックスにつくり変えて、一軍復帰させる方法について考えてみたいと思います。

 

サッカーソックスを捨てるタイミングは難しい


ソックスは、捨てたり買い替えるタイミングを見極めにくいアイテムです。

汚れるのは当たり前で、多少穴が開いても使えるからです。

 

多くのサッカーソックスは、つま先や膝に穴が開いて、薄汚れてゴムが切れてからようやくお役御免となります。

スパイクやユニフォームに比べて目立つアイテムでないことや、もったいないから最後まで使おうという気持ちがそうさせているのかもしれません。

 

子供は好き嫌いがはっきりしているので、大きさが好みでなかったりフィット感が悪いと履こうとしません。

一方で、お気に入りの一軍ソックスたちは試合だけでなく練習でも履かれるため、穴や破れを補修しながら使うことが多くなります。

代用品をセールで安く買ってみるものの、好みが合わず履いていないソックスがタンスに残っているという家庭も多いように思います。

そのため、サッカーソックスは子供の好み(色やフィット感)と親の好み(値段や購入頻度)に差が出やすいアイテムであると言えます。

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カーフソックスとは、どんなソックスなのか?


つま先やかかとに穴があいてしまったソックスは、カーフソックスつくり変えることができます。

カーフソックスとは、足首より下の部分がないサッカーソックスのことを言います。

足首より上の部分と足首より下の部分に分かれるので、セパレートソックスとも言います。

上の部分はコンプレッションと呼ばれるランニングで使用する着圧ソックスに似ていて、上下2つのソックスを組み合わせて使用します。

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サッカーソックスの多くは、一般的なソックスに比べてサイズに余裕を持って製造されていることが多く、ピタッとしたフィット感がありません。

したがって、激しい動きをすると、ずれ下がってきたり、スパイクの中でごわついて足が滑ることがあります。

繊細なタッチが求める選手は、ふくらはぎ周りと足首下を別々に選ぶことができるカーフソックスにすることで、全体的なフィット感を出すようにしています。

 

ヨーロッパの有名選手選手の中には、カーフソックスとTRUSOX(トゥルーソックス)を組み合わせている選手がいます。

TRUSOX(トゥルーソックス)は、接地面に滑り止めが付いており、シューズの中で足がズレるのを防いでくれます。

公式戦に対応できるよう、チームソックスの下をカットして同色のソックスを合わせ、つなぎ目を同色のテープで留めています。

この組み合わせは、ロシアW杯付近から注目されるようになり、近年ではJクラブや大学生のチームでも履いている選手が増えています。

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カーフソックスのつくり方


有名選手が着用していることもあり、近年では、カーフソックスを愛用する人が増えています。

しかしながらその大半は、市販されているものではなく、普通のソックスをカットした自作のものであることがほとんどです。

需要の高まりを受け、徐々に既製品が販売されるようになっていますが、今回は要らなくなったソックスを使ってカーフソックスにしてみたいと思います。

まずは、穴が開いたり破れて二軍行きになったソックスを用意します。

足首から上の部分がきれいであれば、サイズが少し小さくなっていても構いません。

次に、用意したソックスを足首のゴム付近でカットし、ほつれ防止のためロックミシンを掛けます。

少し折り返して縫った方がきれいに仕上がりますが、面倒であればそのままでも大丈夫です。

新しいソックスでつくることもできますが、メーカーやモデルによって長さや太さが異なるため、まずは古くなったソックスで行う方が良いと思います。

サッカーソックスは表記サイズよりも大き目につくられているので、逆にサイズアウトしたソックスのほうがフィット感があります。

スポーツソックスを先に履いて、後からカーフソックスの裾を被せるように履くと完成です。

プロ選手は同色のテープでつなぎ目を留めて履いていますが、サイズがフィットしていればそのままでも大丈夫だと思います。

チーム指定のサッカーソックスがある場合は、穴が開いたものをカーフソックスにつくり変え、予備の一本として持っておくと便利です。

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カーフソックスの良いところ


サッカーソックスを、カーフソックスにつくり変えるメリットをまとめてみました。

  • 穴が開いたり、小さくなったソックスを再利用できる
  • 汚れやすく穴が開きやすい足首下部分だけ交換できる
  • 足にフィットしたサイズで履ける
  • 足首周りが二重になり怪我予防になる

 

親にとってのメリットは、今まで捨てていたものを再利用できるだけでなく、汚れて穴が開きやすい部分だけを買い替えることができる点です。

スポーツソックスは厚手で耐久性が良く、3足1,000円程度で売っているため、新しいサッカーソックスを買い続けるよりコストダウンになります。

子供たちにとってのメリットは、足先のフィット感を高めるとともに、怪我をしやすい足首周りを保護することができます。

子供の足は汗をかきやすく、長いサッカーソックスを履くのは一苦労ですが、2つに分かれていると脱ぎ履きがしやすくなります。

 

ただし、セパレート型のソックスにはデメリットもあります。

認知度が低いこともあり、ユニフォームが細かく指定されている公式戦では使えない可能性があります。

また、試合用ソックスが色付きの場合、組み合わせる同色のスポーツソックスが見つからない場合もあります。

できれば一軍の主力選手として使う前に、困ったときのピンチヒッター的な感覚で取り入れていくと良いと思います。

 

スポーツソックスは、運動中に下がってこないようすね中くらいの長さのもので、スポーツ系メーカーの方が耐久性が良くお勧めです。

普段履きでも使えますし、ストックがあるといざという時に便利なので、まずは白系で試してみてはいかがでしょうか。


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サッカーが上手くなるための、サッカーソックスのかたちとは


サッカーソックスを購入するとき、みなさんはどのような基準で選びますか。

ボールやスパイクは昔と比べてかなり進化しているものの、ソックスは長らく同じようなデザインで販売されています。

サッカーソックスをサッカーが上手くなるための道具と捉えるなら、そろそろ新しいソックスのかたちを模索する必要がありそうです。

 

ただ足を覆うだけの道具から、選手のパフォーマンスやモチベーションが上がる道具につくり変える。

できれば、一部の愛好家が好むような高価な嗜好品ではなく、安価で洗い替えの効く普及品であって欲しいと思います。

 

そのためには、子供のソックスを買う回数が一番多いお母さんが気に入ったものにしなければなりません。

もし今、手元に穴の開いたサッカーソックスがあるなら、捨てる前にカーフソックスにつくり変えてみませんか。

 

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