サッカーが上手くなるための技術のひとつであるリフティング。
サッカーをしている子供達であれば、必ず通るのがリフティング練習です。
リフティング練習は、上達していくまでに多くの時間と努力が必要となります。
小さな子供達にとっては、辛く長い道のりになりますので、これをどうやって乗り越えていくかが大事です。
■軸足がフラフラしない片足立ちの練習
ボールを蹴る瞬間は必ず片足立ちになります。
ついつい蹴る側の足に注目してしまいがちですが、軸足がしっかり踏み込めているか、フラフラしていないかを確かめましょう。
まずは、軸脚で立って30秒間フラフラせずに立てるところから始めましょう。
かかと重心になっていたり、左右のバランスが悪いと立っていることができません。
小さい子供は軸脚でしっかり立てていないことで、キックが安定しないことが多いです。
ボールを遠くに飛ばそうと思うと、軸足を中心に体をグルンと回転させる必要があります。
まずは、しっかり立つ、膝のクッションを使って踏ん張れる足の筋力をつけていきましょう。
■ボールの中心を蹴る(ミートする)練習
次に、ボールの狙ったところをちゃんと蹴っているかを確かめます。
ボールは丸い形をしているので、狙った場所にしっかり足を当てないと思った方向に飛んでくれません。
まずは、ボールの中心(芯)を見つけて確実に足を当てられるようにしましょう。
ボールの芯を蹴れているかどうかは、ボールが回転しているかどうかを見ます。
芯を捉えたボールは無回転になるので、なるべくボールを回転させないように蹴ることを心がけます。
中心を蹴るコツが掴めれば、中心を外して蹴ることができるようになります。
カーブシュートが蹴りたければ、あえて芯を外して蹴るということです。
左右の回転だけでなく、慣れてくると上下の回転もコントロールできるようになります。
自分の足のどの位置に当てるとボールが安定するかも一緒に確かめておきましょう。
インステップ、インサイド、アウトサイドなど、足の色んな場所を使ってタッチの感覚を磨くことが重要です。
■同じ強さで繰り返し蹴る練習
再度に、同じ強さで繰り返し蹴る練習をします。
実際にやってみるとこの練習が一番難しいかもしれません。
同じ強さで蹴れているかどうかは、ボールの高さが一定になっているかどうかで確かめます。
足の同じ位置で、同じ強さで蹴ることで一定の高さを保つことができます。
まずは、利き足だけでおへそのあたりまでボールが来るように、繰り返しキックを行います。
できるようになったら、両足で交互に蹴ったり、逆足だけでキックの練習を行います。
優しくタッチすることを意識します。強く蹴りすぎないようにしましょう。
リフティングの回数を増やすことで、足の感覚が養われ、リズムも取れるようになります。
毎日少しずつ練習することで、必ず上手くなっていきます。
ボールを足に慣れさせていくためにも、短時間でもコツコツ練習することが大切だと思います。