「サッカーのことを知らないからどこから始めたら良いか分からない」
「近所の小学校でやってるサッカーチームじゃダメなの?」
「入ってから分かったことが多くて後悔…。ちゃんと調べてからチームを選べばよかった」
「子供にサッカーを習わせたい」と考えている保護者にとってチーム選びはとても重要です。
SNSやネットだけだと表面的な活動報告だけなので、実際にどんな感じで運営しているのかが分かりにくいという面があります。
ジュニアサッカーは、チームによって運営方針が全然違う
まず、ジュニアサッカーのチームは、運営方針が全然違うのが当然ということを知っておきましょう。
例えば、英会話やスイミングのような習い事は、全国どこの場所でも大まかな方針や運営方法は同じです。
ところがジュニアサッカーはチームによってその目的や運営方針が全く異なるので、入る前にそのチームがどういったチームなのかを知っておくことが大切です。
この目的のところが合わないと、続ける意味がなくなってしまうので入会金やユニフォーム代が無駄になってしまう可能性があります。
体験入部のまま子供任せで決めるのではなく、保護者が何を目的にするかを先に話し合っておくことが大切です。
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ネットや口コミの情報に頼らず、必ず現地を見に行こう
次にジュニアサッカーチームの探し方として代表的なもの挙げてみます。
- 子供が通う小学校でやっているチーム
- 友達や近所の子供が所属しているチーム
- ネットで探したり、口コミで良いと聞いたチーム
近所にサッカーチームがひとつしかない、選ぶほどの選択肢がない場合は、必然的に1もしくは2になります。
ただし、都心になるといくつものチームが存在するため、同じ小学校でも違うチームに通っていることもよくあります。
低学年の場合、基本的には近所のチームが送迎面でのメリットが大きくなりますが、あえて少し離れた場所のチームを選ぶメリットもあります。
例えば小学校以外の友達が増えたり、クラスメイトと競争したり比較することがないので気分的に楽であるという面です。
少子化で少人数の学校が増えていますので、他の学校の生徒と友達になれるのは非常にメリットがあります。
中学や高校で同じ学校に通う場合も多いので、長い目で見ると逆に良い選択になるかもしれません。
ここで大事なのは、ネットや知り合いのママ友の意見を鵜呑みにしないということです。
無料体験だけでなく、実際に現地に見に行って送迎の時間を計ってみたり、車を置く場所や待ち時間を潰せる場所があるかを確認するのが大切です。
サッカーは雨の日でも練習があるので、車を止める場所がなかったり、雨宿りできる場所がないと送迎がかなり負担になってきます。
チームの雰囲気や指導者の様子だけでなく、その場所に何度も通うという前提で確認すると良いと思います。
ママ友の『あそこは強いよ』『あそこは監督が怖いよ』という話は、あてにしないほうが良いでしょう。
そもそもまた聞きだったり、多分に主観が入っていたりするので、実際は「あれ?」と思う事や真逆に感じることも多いです。
ジュニアサッカーは学年によってチームの強さがバラバラで、上の学年は強いけど自分たちの学年は弱いことがざらにあります。
強いチームというのは魅力的ですが、今後同じメンバーが残っていくかはわかりません。
それよりも、仲良くできそうなチームメイトや保護者がいるかどうかを見た方が良い結果になると思います。
とにかく自分の目で見て確かめる、子供だけでなく保護者のフィーリングも大事にするというのが重要です。
体験の時に気になったことは、側にいる保護者に聞いてみると色々と教えてくれるかもしれません。
これもまた、サッカーが繋げてくれた縁だと思って、積極的に話しかけてみましょう。
保護者の目的は『試合』? それとも『エンジョイ』?
次に、子供と保護者の目的を『試合』にするか『エンジョイ』にするかを考えます。
『試合』を目的にするなら、低学年から積極的に対外試合を組んでいるチームを選ぶと良いと思います。
低学年は人数が揃っていなかったり、対外試合をする相手が限られている場合があるのでチームによって試合数が大きく異なります。
「練習ばかりで試合がなくてつまらない」
「他のチームは試合をしていてうらやましい」
実はこういった理由で、チームを辞める人が結構いるのが現実です。
練習の成果を出せる『対外試合』は、保護者にとっても楽しみなイベントになります。
一方で最初は『エンジョイ』を優先してやりたいという人もいます。
「まずは、サッカーを楽しめるようになって欲しい」
「基礎の基礎から丁寧に教えて欲しい」
こういった目的の子供や保護者は、スクール型のチームを選ぶと良いと思います。
対外試合は基本行わず、基礎練習を中心に最後に紅白戦をしているようなチームです。
駅近のフィットネスクラブや室内フットサル場で平日に開催している場合が多いと思います。
低学年なら対外試合にこだわらず、まずはこういった手軽なチームを選ぶと保護者の負担が少ないかもしれません。
本格的にやろうと決まってから、試合の多いチームに移籍したり、ダブルスクールにするという方法もあります。
さあ、親子一緒にサッカーのある生活をはじめよう
ここまで、今からサッカーを始める小学生やその保護者に向けて、探し方や選び方について紹介してみました。
サッカーチームは運営方針や運営母体によりそれぞれ特徴があります。
詳しい特徴は『【保護者向け】子供のサッカーチームの選び方と、入る前に知っておきたいこと。』で紹介していますので、チームを選ぶ時の参考にしてください。