サッカーを始めたばかりの子供にとって、リフティング100回を達成するのは至難の業です。
一般的な子供であれば、練習し始めてから1年後、2年後に達成するというのも珍しくありません。
その練習は途方もない時間でありながら、サッカーが上手くなるためにリフティングは必要ないという人もいます。
カピタンでは、リフティングを『サッカーをより楽しめる技術』と考えています。
リフティングができなくてもサッカーはできるけど、できるようになるとサッカーがもっと楽しくなります。
「とにかくあきらめずにやり続けることが一番の近道」と言われているリフティング。
サッカー経験のない保護者にもできる範囲で、リフティング100回を効率よく達成する方法を考えてみました。
また、リフティング100回を達成した子供たちは、何才くらいなのかも公開しています。
ボール選び
100回を達成するのが目的なので、最初はサッカーボールにこだわらなくてもOKです。
長時間練習しても足が痛くならないように、なるべく柔らかいボールを選びましょう。
バレーボールやリフティングボールなどの軽いボールを使って、徐々に慣れていくのも良いと思います。
空気圧の調整
空気圧が高すぎるとボールが跳ねてコントロールしにくくなります。
気持ち空気を少なくして、蹴った時にボールの芯を捉えやすくするとボールが安定します。
慣れて来たら徐々に空気圧を高くしていきます。
片足か両足か
100回程度であれば、利き足のみで練習した方が効率的です。
ただ、100回を超えてくると両足を使った方が体力的に楽になります。
片足の場合、1回ごとに足を上げたり下ろしたりを繰り返さないといけませんが、両足なら歩くように交互にリフティングができるからです。
フラフラしていないか
リフティングをしている間は、片足立ちをずっとしている状態になります。
蹴り足だけでなく、軸足で立った時にフラフラしないかがとても重要です。
リフティングをする前に、軸足のみで安定して立てるかどうかを確認します。
片足で立って、利き足でリフティングの素振りをしてみましょう。
足のどこで蹴るか
リフティングは一般的に足の甲ですることが多いです。
ただし、慣れない時期は当てる場所を具体的にするため、シューズの甲にシールを貼ってあげると良いと思います。
シールの場所がボールの中心に当たると、ボールが回転しなくなります。これが『ボールの芯を蹴る』という感覚です。
もしどうしてもリフティング100回をクリアしたいなら、足の甲だけでなく、太ももと合わせた回数にすると達成しやすくなります。
足のももの方が足の甲よりも平らなところが大きいので、ボールが安定するという訳です。
(ただし、一般的なリフティングの回数は、足先だけのタッチで数えることが多いです)
足の指をグーにする
安定してボールを蹴るには、足首をグラグラさせないことが大切ですが、子供にはその意味が分かりません。
そこで「足の指をグーにして蹴る」と伝えると、足をピンと伸ばした状態で蹴るようになります。
《2024年モデル》【リフティングが上手くなるボールネット】カピタン パラコード ボールネット コンビ(ブラック×ブルー)
ボールの中心を、愛情を込めて蹴る
ボールの中心を狙い、なるべく回転させないように蹴ります。
つま先でちょんちょんと蹴るリフティング(ちょんリフ)もありますが、初心者には難しいです。
最初は地面と平行になるくらいの位置まで足を上げて蹴りましょう。
愛情を込めてそっと蹴り上げると、まっすぐに上がります。
平らで周りに何もないところを選ぶ
リフティングをしていると、視界に入るものすべてが気になります。
立っている人が動いたり、足元に草が生えていたり、地面の色が変わったり、鳥が飛んだりすると気になってボールを落としてしまいます。
なるべく平らで何もない広い場所を選んで練習しましょう。
拾いに行く時間を少なくする
練習中は、ボールを拾いに行く時間が一番無駄な時間です。
体力を使うと同時に、集中が切れてしまいます。
ボールを2球用意しておくか、周りで拾ってあげると良いと思います。
泣くと回数が伸びない
失敗が続くと、イライラした子供が泣き出すというのはリフティング練習でよくある光景です。
八つ当たりするのは当然と思ってすべて受け流していきましょう。
近くで見ていると八つ当たりの対象になるので、少し遠くから見守るようにしましょう。
ゾーンに入ったらじっと見守る
何かのタイミングで子供のやる気スイッチがオンになり、記録がどんどん伸びる時があります。
子供はゾーンに入っているので、集中を切らさないように気分が盛り上がる声掛けをしてサポートしましょう。
このまま続けたいとなったら、ゾーンが終わるまで邪魔をしないことが大切です。
今日行けるかも!という気持ちは突然現れます。
体力と休憩
リフティング100回をするには、想像以上に体力が必要です。
疲れてくると集中が切れてきますし、足が上がらなくなります。
なるべく体力を消耗しないように、省エネ練習を心がけましょう。
疲れて来たら、アメやジュースで糖分補給すると体力回復とともに気分転換ができます。
リフティング100回がもたらしてくれるもの
リフティング100回の壁は、多くの子供たちが経験するサッカーの登竜門です。
達成するまでの道のりは険しく、とても忍耐力が必要なので、ある意味修行しているような感覚になります。
「べつにできなくてもいいや」「このまま辞めてしまおうかな」という気持ちが頭をよぎります。
もちろん、この登竜門を通らなくてもサッカーを楽しむことはできますが、クリアすることで違った世界が見えてくるのも事実です。
不思議なことにリフティングが100回を超えると、その後は自然に回数が伸びていきます。
なぜ100回なのかは謎ですが、とにかく100回を超えるとみんなからすごいねと言ってもらえるから不思議です。
リフティング100回達成は、世界中のどこに行っても通用するステータス。
かけっこやゲームの競争と違って、努力すればだれでも獲得できる素敵なステータスです。
できれば子供だけでなく、兄弟やお父さんお母さん、家族みんなでリフティング100回達成にチャレンジすると、達成した喜びが大きくなるように思います。
もし、リフティング100回できるママやパパ、おじいちゃんやおばあちゃんがいたら、自慢の家族になると思いませんか?
ということで、カピタンではリフティング100回を達成した人に向けて、『リフティング100回を達成すると、すてきな表彰カードが届くサービス』を行っています。
ご希望の方はリフティング表彰カードの申し込みフォームよりご連絡ください。